SEIYU
西友
新しい日本型スーパーマーケットブランディングおよび空間デザイン
会社概要
株式会社 西友
全国に254店舗を展開する、スーパーマーケットチェーン。
新しい日本型スーパーマーケットブランディングおよび空間デザイン
全国に254店舗を展開する、スーパーマーケットチェーン。
2021年に米国Wallmartの傘下から外れ、新たな経営体制のもと動き出したSEIYU。Wallmart体制下で顧客離れが生じていたことから、低価格と効率化に重きを置いた施策を見直し、新しい日本型スーパーマーケットを目指す、店舗ブランディングおよび空間デザインプロジェクトがスタートしました。
Wallmart体制においては、EDLP(Everyday Low Price)戦略が徹底され、低価格と効率化に重きを置いた施策が展開されていました。その一方で、品質にこだわる日本の顧客離れが生じてしまい、また、かつては現在の「無印良品」をプライベートブランドとして展開していたユニークで、生活者に寄り添うブランドとしてのイメージも希薄化していることが問題視されていました。今一度、日本のスーパーマーケットを牽引してきたSEIYUのアイデンティティを見つめ直し、これからのあるべき姿を描き、店舗での顧客エクスペリエンスを通してその価値を届けることが必要でした。
次世代リーダー層を中心としたクロスファンクショナルチームを結成し、週一回のワークショップ形式でのディスカッションを通して、あらためてSEIYUの価値の棚卸しと、これからオープンする新店舗を実験店舗として、どのような価値を提供すべきかについて検討していきました。
SEIYUの特徴や価値を検討していった結果、“毎⽇の暮らしに良いものが、いつでも簡単に、お得に⼿にできるよろこび。⾷卓を⼿間なく豊かに彩る⽣鮮や惣菜から、こだわりのオリジナル商品、新しいライフスタイルを提案する⽇⽤品まで、クオリティとプライスを追求した商品を幅広く取りそろえながら、地域のお客さまの⽇常に寄り添い、お客さまの毎⽇に“新鮮さ”と“⼼地よさ”の価値を届ける“というSEIYUの想いを込め、「心地よさを、お得に。(Fresh Comfort)」というコンセプトが明文化されました。
コンセプトの設定後は、その価値をお客様に経験していただくために、店舗空間デザインにおいてどのように具現化するか検討し、実際に実験店舗として導入を進めていきました。店舗空間およびグラフィックデザインは、以下の開発方針のもと展開しました。
SEIYUにおける新しい試みは始まったばかりです。実験店舗での成果と課題を分析しながら、次なる施策の検討・展開が期待されています。
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