HITACHI
日立製作所
社会イノベーション実現にむけた複合的ブランディングプロジェクト
会社概要
株式会社日立製作所
東京都丸の内に本社を置く、日本最大の総合電機メーカー。
社会イノベーション実現にむけた複合的ブランディングプロジェクト
東京都丸の内に本社を置く、日本最大の総合電機メーカー。
アクサムが担当した⽇⽴グループのブランディングプロジェクトは、多岐に渡ります。
直近では、2022年の中期経営計画および組織体制の変更に伴う新セクターブランディングにおいて、インダストリー系7社を⼀つのコンセプトで統合し、そのセクターのパーパスから名称開発、デザインシステム開発を⾏い、グローバルな社内浸透プログラムとIRにおける発表計画を担当しました。
日本を代表する巨大企業であり、多岐に渡る事業を展開する日立製作所は、投資家にとって複雑な組織体制に見え、株価に「コングロマリットディスカウント」が生じているという課題がありました。2022年の中期経営計画策定においては、組織再編を大きく行い、大きく3つの事業体制へと構造のシンプル化をはかりました。その中で、日立の従来の強みであるインダストリー系のプロダクトとサービスを集約した新セクターの価値を伝えるコンセプトおよび名称開発が求められました。
私たちアクサムが開発した新セクターの名称は、「コネクティブインダストリーズ」とし、7つの事業体が相互に「コネクト=連結」することで、⽇⽴製作所ならではの新しい価値とシナジーを⽣み出すことを表象しました。
また、新名称の導入にあたり、セクター内の社員に向けた浸透策として、まずは、「なぜ7つの事業体がコネクティブインダストリーズとして⼀つに連結するのか」を、7社の代表へのインタビューをもとにコンセプトムービーを編集制作し、社内で発信しました。オープン時は1週間で社内イントラ特設サイトに2万PV近くのアクセスがあり、従業員のセクターのビジョンへの「期待と理解」、「確信と⾏動」を促し、社内の活性化に貢献すると同時に、株価上昇にむけてのIR発表にも活⽤されました。
同時に、コネクティブを具現化させるセクター固有の技術ブランド「TSS:Total Seamless Solution」を表象化し、事業計画や現場の業務において活⽤することで、コネクティブインダストリーズのコンセプトの具現化を促進しています。
結果として、想定以上の事業間における新しい事業の作興と業績向上を実現、複雑なコングロマリットからシンプルな3セクター体制への集約も功を奏して、本来の⽬的であった株価上昇を得ることができており、コネクティブインダストリーズの次なる戦略が期待されています。
日立製作所の情報システム部門やグループ企業の日立システムズのブランディングから始まり、IoTプラットフォーム「Lumada」のコンセプト策定や協創方法論「Nexperience」のネーミング開発、研究開発部⾨のビジョン・コンセプト構築、デザイン本部(現:社会イノベーション協創センタ)のブランド開発モデルの策定、スイス電⼒企業「ABB」との合併プロジェクト、グループ企業である日立産機システムのブランディングや日立グローバルライフソリューションズの社名開発、そして中長期経営ビジョンの社内浸透など、アクサムでは日立製作所および日立グループの数多くの事業・部門ブランド構築のコンサルテーションを10年以上に渡って担当してきました。
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