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Branding, Identity, Evolving

私たちは、クライアント企業や組織の
「ブランディング」「アイデンティティ」「進化と成長」の領域に特化して、
戦略とデザインの総合的なコンサルテーションを行っています。

Branding

私たちは、企業や組織固有のアイデンティティを再構築し、企業価値を最大化する手法として「ブランディング」(branding)のコンサルテーションを行います。商品ブランディングが大半を占めるこの日本において、私どもAxhumは、企業レベルや事業レベルのブランドに特化して、企業トップとの長期的なパートナーシップのもと、コーポレートブランディングのコンサルテーションを実施し、確かな実績を生み出してきました。

ブランドの語源は、「Burned=焼印」。

焼印を押すことで、他者との差別化、個別化を図るという意味があります。その後、自らの価値を法的に占有するための「商標」としての価値。そして、ブランディングは、その企業独自の市場を形成し独占することで、企業価値を最大化する手法へと発展してきました。

ブランドは、「バリュープロミス=約束価値」として定義します。

「約束価値」は、企業の提供価値と、顧客や従業員、社会といったステークホルダーが期待する価値を、強くつなげる絆といえます。 ブランディングとは、未来に向けた企業独自の「バリュープロミス=約束価値」を定義し、あらゆるステークホルダーにむけて、ブランド経験として、効果的に届け、確信と行動が起きるように戦略(投資配分)を計画実施する一連のプロセスと言えます。

ブランディングは、その企業独自のタッチポイントへの計画的な投資によって、価値創造ストーリーを生み出します。

また、ブランディングは、普遍的な理念(パーパスやバリュー)を源泉(origin)としながら、時代価値変化に対応しながら、常にThe True and The New(変わらない価値と変わり続ける価値)を前提とした、時代の先をいく、人々の心を動かす提案を行うことにより、ブランドの陳腐化を防ぎ、持続的な成長を実現します。

具体的なブランディングプロジェクトにおいては、その時の企業や組織の多様なニーズや契機によって、次のようなテーマを特定した特別なブランディングプロジェクトが展開されます。 それらのニーズには、クライアントの強い個性と志があり、私たちAxhumは、それぞれのプロジェクトにおいて独自のブランディングのプロセスと成果を生み出してきました。

パーパスブランディング
理念開発導入プロジェクト
パーパス・ヴァリュー開発導入
周年ブランディング
周年事業にともなうコーポレートブランディング
周年記念事業のブランディング
合併ブランディング
企業と企業の合併にともなう理念開発から総合的なブランド開発
B2Bブランディング
B2B企業固有のブランディング
マーケットセグメントブランディング
企業固有の市場セグメンテーション設定による事業ブランディング
セクターブランディング
コングラマリット化する企業のセクター配分とセクターのブランディング
セクター内の企業群を統括し、シームレスソリューションを実現するセクターブランディング
グループブランディング
グループ内企業の再編成とグループブランディングによる変革運動
グローバルブランディング
各国代表による全体のブランディングとローカル固有の価値の担保
222カ国の国別のブランディングおよびオリジナルフォント開発
インターナルブランディングと従業員エンゲージメント
グローバルな社内への理念浸透計画
ブランドコンセプトに確信と行動を起こすためのブランド浸透プログラム
従業員のエンゲージメントを高めるためのブランディング
コミュニティブランディング
顧客や供給メーカーのコミュニティエンゲージメントを高めるブランディング

Identity

私たちの仕事の中心は、「組織のアイデンティティ」に関わることです。

企業や組織のアイデンティティをデザインし、マネジメントすることで、その企業に変革と進化をもたらします。それらの変革と進化は、その企業ならではの個性と魅力を生み出し、社会に持続的な成長とWellbeingをもたらすことで、圧倒的な成長を招きます。

アイデンティティとは、主体性や独自性、自分が自分であること。

パーソナリティ(人格・個性・性格)。

さらにはそうした自分が、他者や社会から認められているという感覚。

日本語では「自己同一性:自分の考えと行動が一致していること」と呼ばれたり、「存在証明=自分らしさが他者から認められること」と訳す人もいますが、永らく日本の文化や価値観からは馴染みにくい概念だったといえます。しかし、グローバル化の進展と、多様性が求められる現代においては、アイデンティティは、現代におけるもっとも重要で本質的な概念だと考えます。アイデンティティの世界的研究者であるE.H.ElicsonやGoffmanは、アイデンティティには、次の2つの側面があると主張します。

1つは、自からの視点。自分の考えと行動が一致していること。自分が自分であることを認識し、主体性と独自性をもって存在し、行動すること。「自我アイデンティティ:自分が自分として同じものであることを自分で認識すること」とか、「わたしは何者か」という本人視点の「私的 (private)アイデンティティ」と言われます。

そして、もう1つは、他者からの視点。関係する人々や社会によって、そのひとや企業の主体性や独自性が、どのように認識され、受容されるかということ。「人格アイデンティティ:自分が他人から見られたときの特性・個性・性格」。「あのひとは何者か」という他者視点の「公的 (public)アイデンティティ」

人や組織、企業は、これら2つのアイデンティティを同時に成立させることで、初めて、「アイデンティティがある。」ということができます。それら2つのアイデンティを計画的、戦略的に構築、確立させることを、私たちAxhumは業務の中心に据えて、日々、クライアントや様々な専門家と、強いパートナーシップのもと協創をしております。

企業が、時代や世代を超えて、持続的な存在「Going concern」であるためには、経営者は、常にその企業ならではの独自性や主体性を戦略的に構築する必要があり、それらを事業や製品・サービス、マネジメントに具現化し、それらが、人々や社会から認められ、理解・賛同され、彼らの期待を超える価値を提供できるように努力することが求められます。

私たちAxhumは、そのような企業や組織のアイデンティティ構築を支援し、トップマネジメントとの長期間にわたるパートナーとして、具体的な成果を創出してまいります。

組織のアイデンティティとは

組織のアイデンティティには、次の3つの意味が含まれています。

それらの3つが鼎立するとき、企業や組織は、魅力ある強いアイデンティティが育まれ、変革が始まります。

1. 主体性と独自性
企業や組織、個人が、主体性を持って存在し、活動し続けること。
企業や組織、個人に内在化する固有の価値を開放し、自らのコアバリューとして生きることで独自性を確立すること。
2. 理念と行動の一致
企業や組織、個人がもつ「主体性と固有性」が理念やビジョンに表象化され、それらの「理念やビジョン」と事業やマネジメントシステムが一貫性をもって運用されること。その一貫性が、時代の価値変化に対応しながら、持続的にマネジメントされることと考えます。(自我アイデンティティ/E.H.Ericson)
3. ステークホルダーとの価値の共有/共創
企業の固有の活動が、それぞれのステークホルダーから受容され、理解と共感を勝ち取るとことから、強い魅力あるアイデンティティを確立し、持続的な発展を可能とします。企業がもつ存在意義や行動指針と個人がもつ存在意義や行動指針を一致されることで、相互の強いシナジーとシームレスソリューションを生み出し、豊かな生命感がある組織に生まれ変わります。(人格アイデンティティ/E.H.Ericson)

Evolving

進化とは、生物が水際から地上に生活領域を移行していったように、DNAや固有性(オリジン)を変えることなく、新しい世界を広げ、これまでとは異なる非連続的な成長を意味します。

私たちは、企業や組織の「進化」を生み出すために、クライアント企業と協創を行います。企業や組織のアイデンティティやブランド価値の最大化は、この「進化」をどう戦略的に仕掛けるかということにかかっています。これまでの延長線上にあるカイゼンでは、もはや成長を見ることはできません。これまでとは異なる新しい事業領域や新しい技術やシーズによって、新しいアイデンティティを構築し、次の時代を形成する新しい企業価値を生み出すことが求められています。